私たちのとりくみ

岡中エンジェルドレスプロジェクト

私たちは「赤ちゃんの誕生を待ち望んだすべての妊婦さん」が、出産を通して幸せや喜びを得られるわけではなく、死産や流産になってしまう妊婦さんもいることを知りました。流産や死産は急に起こるため、お母さんやその家族が、自分で赤ちゃんと十分なお別れをすることは難しいことも知りました。特に小さな赤ちゃんのお洋服は購入も難しく、赤ちゃんを望んでいるお母さんやその家族は誰もが幸せな赤ちゃんを抱くことを想像して妊娠中を過ごしているため、死産で生まれた赤ちゃんのお洋服は、当然ながら前もって準備されているものではありません。そのため病院ではガーゼや布で赤ちゃんを包み、銀色のトレイ（膿盆）にのせてお別れしている病院も珍しくないことも学びました。また、病院からのお母さんやその家族への配慮もあり、本人が希望しない限り赤ちゃんとの面会が叶わなかったりすることもあるそうです。お母さんにとっても、赤ちゃんの誕生を待ち望んだその家族にとっても、死産というのは急にお母さんやその家族の心にぽっかり穴を開けるような大変つらい出来事だと思います。亡くなった赤ちゃんであっても、お母さんやその家族にとっては大切な存在であり、家族という時間を共有した大切な赤ちゃんであったと思います。急に赤ちゃんをなくしたお母さんやその家族にとって、私たちの作るエンジェルドレスが、少しでもお別れをする赤ちゃんとの大切な時間に癒しを与える存在になってくれることを願い、2022年夏よりエンジェルドレスを製作して産科や必要とされている方に提供する活動を始めました。

個人でドレスをご希望される方は「お問い合わせ」ページよりご依頼ください。私たちの活動はクラウドファンディング等の募金により運営を行っているため、ご依頼者様に実費や郵送費などの費用のご負担をお願いすることはありません。また、ドレスの製作は中学生がボランティアで行っていること、ドレスは普通郵便でのお届けになることをご了承ください。